横浜市緑区の植木屋 中嶋です。
暖かくなり害虫が心配なこの頃ですが、
自宅のライムの様子をみるとやはり被害にあっていました。
そこで、今回はライムの殺虫消毒について書いてみます。
目次
そもそもライムって何?
どんな虫が心配なの?
おススメの薬剤
1 そもそもライムって何?
ライムというのはミカンの仲間で小型レモンと呼ばれています。トゲが気になる部分以外は
育てやすく実がよくとれるので、人気の植物です。
四季咲きで年に3回ほど白くて可愛い花を見せてくれ、育てると高さが2~3mほどになります。
カクテルなどに多く使われるので、お酒を飲む人にとっては身近な名前だと思います。
2 どんな虫が心配なの?
被害箇所の写真を見ながら解説していきたいと思います。
アブラムシ
小さな写真だと分かりずらいので、大きくしてみました。
真ん中の新芽についている茶色いのがそうです。アブラムシは食害もあるのですが、それを通じて様々な病気を植物に発生させるので大変厄介です。
青虫、毛虫
この豪快な食べっぷりは青虫、毛虫の可能性が高いです。
本体が発見できていないのですが
ほぼ間違いないです。
この季節でこれなので、放っておくと丸坊主にされる危険性もあります。
ナメクジ
意外かもしれませんが、ナメクジは柑橘類が好物なのです。
食害にあった部分は生育不良につながり、葉に這った跡が残ります。
食害部分と同じく、そこから病気になる恐れもあります。
隠れるのが上手いので厄介な相手です。
3 おススメの薬剤
オルトラン水和剤
中嶋のブログでは良く紹介しますが、本当に鉄板です。
成分が植物に沁み込むので、それを食べる幅広い害虫に効きます。
ジマンダイセン
害虫から発生する殆どの病気に対して有効な殺菌成分を持ちます。
また、今回では被害が確認できなかったサビダニ、ハダニ、オンシツコナジラミ、スリップスなどにも強い抑制効果があるので、撒いておけば予防にもなります。
今回はこれと展着剤のダインを混ぜ合わせて散布しました。
多くの害虫からの被害にあうライムですが、本来は実を食するものなので、
理想をいってしまえば薬剤を使わず、すべて捕まえて処分するのがいいのですが、
それは現実的ではありません。
ですので、薬剤の使用回数をなるべく減らすために、植える場所を考えたり、剪定などをして風通しがいい生育環境を作ることが、とても大切になります。
今回の記事はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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