お世話になっております。
横浜市緑区の植木屋 中嶋です。
前回、バラの消毒に少しふれましたが、バラつながりということで
今回はバラをこれから
新しく買って育ててみたい方向けに
苗えらびに必要なバラの知識を
書いていきたいと思います。
これにより失敗しない苗選びをしてもらえれば幸いです。
苗選びで必要なバラの知識
新苗or大苗or鉢苗
花色:○○
花形:○○咲き
花径:○○輪
樹高:高さ~
樹形:ブッシュ型
香り:○○
開花時期:四季咲き性
いざバラを購入したいと考えて、商品の明細を見ると
こんなことが書かれていて、
わからない言葉が多すぎて諦めてしまう。
そんな方も多いと思います。
ですが、そんな初心者に朗報です。
苗選びをするうえで、特に重要なのは以下の3つです。
苗の種類
開花周期
樹形
まずはそこからスタートしましょう。
仮に購入をして、こんなはずでは・・・・をなくすために簡単に説明をしていきます。
苗の種類
ここで書く苗の種類は、品種という話ではなく、その苗の年齢によって分けられるものになります。当然しっかり成長をしているものを買えばその分育てやすいです。
バラ苗は主に「新苗」「大苗」「鉢苗」などがありますが
結論から言いますと、もっとも初心者向けなのは「鉢苗」です。
基本的にお店に出回るのは開花しているときなので、それまで苗がしっかり成長している証です。また花を確認し購入できるのも初心者には優しいです。
開花周期
これは花を咲かせる期間です。
やはりバラを育てる一番の楽しみは、綺麗な花を咲かせることです。
花を咲かせる周期は主にこの3つに分類されます。
四季咲き性→春、夏、秋に開花します。
一季咲き性→春のみに開花です。
返り咲き性→春の開花と季節や条件によって伸びた枝先に花が咲きます。
ちなみに、四季咲き性という名前ですが冬は寒いので咲くことはありません。
育てやすさでランクを付けるとこうなります。
一季咲き性
返り咲き性
四季咲き性
単純に年間で多く花をつける方が、肥料、消毒などの手間が増えて大変になります。
理由として、花を咲かせるということは植物にとって大変エネルギーを使いますので、
それだけ肥料も必要になります。
そして多くの花をつければ、それにより虫も集まるからです。
樹形
これはバラの木の形になります。ここで重要なのはお庭のどこに置きたいかです。
これも3つに分類されます。
つる性樹形
枝が2m以上に伸び、構造物に誘引することが必要なタイプです。壁やフェンスなどの構造物に枝を誘引すれば、それだけ立体感のある華やかなお庭になります。
それらがなければ、追加でトレリスやラティスなどのガーデンフェンスを用意するといいでしょう。
木立性(ブッシュ型)樹形
支柱やほかの構造物に誘引しなくても
自立できるタイプです。
こんもり育つので庭の真ん中や構造物から離れているところがおススメです。
写真のバラは冬剪定(せんてい)を終えた四季咲き木立性 アンネのバラです。
半つる性(シュラブ型)樹形
半自立する樹形です。
枝がしなやかで1~2mと長く伸びて
垂れる感じになります。そのため狭い場所で、
つる性樹形のような扱いができます。
また低いフェンスなどに誘引するのにも向きます。
経験から放置すると自立していろいろなものに
絡むので一番厄介な樹形だと思います。
初心者向け苗選びで必要なバラの知識のまとめ
花の色や形などで選ぶこともいいのですが、
お庭のどこにどんな樹形のバラを置いて、どんな飾り方や見せ方をしたいのか。
世話はどれだけ出来るのかを考えて鉢物の中から苗選びをしてみましょう。
そうすれば育てていくうちに、失敗だったと思わない苗選びになるはずです。
今回の記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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