横浜市緑区の植木屋 中嶋です。
今回は植木屋として管理の観点から
お庭にあたらしく、植物を地植えするときに、
おススメしない植物を紹介していきたいと思います。
初回はコニファーです。
コニファーとは
針葉樹の総称で世界的に数万種類の仲間がいる植物です。
クリスマスツリーで有名なモミの木もそこに含まれます。
種類の中でもゴールドクレスト、シルバースターなどが有名でホームセンターなどで手軽に購入ができます。
わかりやすい植木としての形から見栄えが良く、戸建ての住宅や、マンションなどで多く使われています。
ネットで検索をかけると庭木にぴったり、おススメという記事を見かけますが・・・・
私はおススメしません。
おススメしない理由
理由としては管理の難しさにあります。
具体的には
・想像以上に大きくなるから
・形が崩れやすいから
上の画像を見てもらえれば理解してもらえると思いますが
放っておくと、とても大きくなります。もちろん種類によってそのレベルは異なりますが、購入当時だと小さく可愛らしいのですが、想定以上に大きくなり管理が難しくなります。
大きくなると電柱サイズにもなり、意外にも根の張りが浅いため、台風などがあった場合の倒木などの危険性も充分考えられます。
切ればいいのでは?という疑問が出てきますが、
三角形に棒を突っ込んだような形をしているコニファーは
切ると形が崩れてしまいます。元の形には成長しても戻りません。
また、実際に切って形を整えても、全体的というよりもポイントで葉が伸びていき、
すぐに形がくずれてしまいます。
(鬼太郎の妖怪アンテナのように部分的に色々な所から伸びます)
それでも植えたい方へ
・植える場所をかんがえる。
管理のしやすい場所、高くする場合は脚立が立てやすい場所など計画的に!
・大きくしないために
これ以上、大きくなってほしくない高さになったら、真ん中の太い幹の先端を切りましょう。これをすることにより、これ以上背が伸びません。
上記を守るだけで、大きくなって管理が出来なくなるという最悪のケースからは逃れることが出来ます。
好きで植えなくても分譲住宅ですでに埋まっている場合の多い
コニファーですが、やはり大きくしないことが何よりも大事です。
実はコニファーは伐採を頼まれる植木の上位になります。
もしお客様の手で管理が難しくなったら是非お声かけください。
Commenti