いつもお世話になっております。
横浜市緑区の植木屋 中嶋です。
突然ですが皆さん育てている植物に肥料はあげていますか?
ガーデニングをされている方のほとんどは、色々なお店で肥料を買って
育てている植物にあげているかと思います。
その商品のラベル部分には、含まれている栄養素が書かれているのですが
その栄養素が植物にどんな影響を与えるか、理解して使っていますでしょうか?
実はそこまで理解して使っている方はあまり多くはないと思います。
そこで、今回は植物がもっとも必要とする三養素について書いていきたいと思います。
もくじ
三養素とは
それぞれの効果
欠乏するとどうなる?
1 三養素とは
これは液体肥料のラベルに書かれている成分表です。
写真の内容成分の割合が書かれている
6-10-5の部分をよく見てください。文字は小さいのですがチッソ、リンサン、カリと書かれています。
この3つの成分が植物に必要な三養素と言われています。
人間でいう炭水化物、脂質、タンパク質にあたります。
人間は食事などで自ら栄養素を体内に取り込むことが出来ますが、植物はすでにある土からの吸収だけでは足りないことが多いので、外的に肥料で栄養素を補う必要があるのです。
2 それぞれの効果
それではこの三要素が植物にどのような影響を及ぼすのか書いていきます。
窒素(チッソ)→根の働き、葉、茎の成長を促す働きがあります。
リン酸(リンサン)→花や果実数を多くしてくれます。
酸化カリウム(カリ)→寒さや病害虫に対する抵抗力を増加します。
そのため花を多くつけさせたい場合はリン酸、葉を楽しむために窒素、虫や病気に弱い場合はカリなど、その植物にあわせた選択が必要になります。
3 欠乏するとどうなる?
それでは逆に、三要素が欠乏している植物は、どんな状態でしょうか?
チッソ欠乏状態→葉や茎が淡緑色になり、葉は小さく、茎は裂けている。
リンサン欠乏状態→全体的に成長が悪く、下葉の葉脈が黄色、紫色で早く落ちる。
カリ欠乏状態→下葉が斑入りになり、先端が枯れる。
こんな状態になりますので、三要素がいかに重要かわかると思います。
完全にそうなる前に、様子がおかしいなと思ったら
即効性のある液体肥料をあげましょう。
今回の記事は以上です。
最後に即効性のある液体肥料という話をしましたが、なぜ即効性があるのか?
まくタイプではダメなのか?については別の回に書いていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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