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ライムの殺虫消毒。

更新日:2023年12月13日


横浜市緑区の植木屋 中嶋です。


暖かくなり害虫が心配なこの頃ですが、

自宅のライムの様子をみるとやはり被害にあっていました。

そこで、今回はライムの殺虫消毒について書いてみます。


目次

  1. そもそもライムって何? 

  2. どんな虫が心配なの? 

  3. おススメの薬剤



1 そもそもライムって何? 

ライムというのはミカンの仲間で小型レモンと呼ばれています。トゲが気になる部分以外は

育てやすく実がよくとれるので、人気の植物です。

四季咲きで年に3回ほど白くて可愛い花を見せてくれ、育てると高さが2~3mほどになります。


カクテルなどに多く使われるので、お酒を飲む人にとっては身近な名前だと思います。



2 どんな虫が心配なの? 

被害箇所の写真を見ながら解説していきたいと思います。

アブラムシ 

小さな写真だと分かりずらいので、大きくしてみました。

真ん中の新芽についている茶色いのがそうです。アブラムシは食害もあるのですが、それを通じて様々な病気を植物に発生させるので大変厄介です。


青虫、毛虫


この豪快な食べっぷりは青虫、毛虫の可能性が高いです。

本体が発見できていないのですが

ほぼ間違いないです。

この季節でこれなので、放っておくと丸坊主にされる危険性もあります。





ナメクジ


意外かもしれませんが、ナメクジは柑橘類が好物なのです。

食害にあった部分は生育不良につながり、葉に這った跡が残ります。

食害部分と同じく、そこから病気になる恐れもあります。

隠れるのが上手いので厄介な相手です。




3 おススメの薬剤

オルトラン水和剤

中嶋のブログでは良く紹介しますが、本当に鉄板です。

成分が植物に沁み込むので、それを食べる幅広い害虫に効きます。


ジマンダイセン

害虫から発生する殆どの病気に対して有効な殺菌成分を持ちます。

また、今回では被害が確認できなかったサビダニ、ハダニ、オンシツコナジラミ、スリップスなどにも強い抑制効果があるので、撒いておけば予防にもなります。


今回はこれと展着剤のダインを混ぜ合わせて散布しました。




多くの害虫からの被害にあうライムですが、本来は実を食するものなので、

理想をいってしまえば薬剤を使わず、すべて捕まえて処分するのがいいのですが、

それは現実的ではありません。

ですので、薬剤の使用回数をなるべく減らすために、植える場所を考えたり、剪定などをして風通しがいい生育環境を作ることが、とても大切になります。


今回の記事はここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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