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松の新芽(ミドリ)を整理してみました。

更新日:2020年10月10日


横浜市緑区の植木屋 中嶋です。

今回のタイトルを見て、何それ?と感じた方も多いと思います。

植木としてはメジャーな松の新芽は”ミドリ”と言われるのです。

そのミドリは春ごろから急激に伸びて、放置しておくと、だらしなく見えてしまいます。

ですので、それを整理してみました。

これが整理前の全体の形です。

近くで見るとわかりやすいのですが、この細長い棒状のものがミドリです。

ツクシのような感じです。4月現在の上の写真では、まだそれほど違和感はありませんが

これを伸ばしっぱなしにしてしまうと、細い針型の葉がメインの松では別の植木に見えてしまいます。


このミドリは伸びが早いために、4月の剪定ではまだ早いとされ、

本来、5月ぐらいまで伸ばして、そこからまとめて剪定(せんてい)するというのがポピュラーなやり方です。ちなみにこのミドリをとることは

ミドリ摘みなんて呼ばれます。


使う道具としては先端が細い、芽切りハサミが使いやすいです。












先端が細くない剪定ばさみだと、まわりの葉を切ってしまいますので

おススメです。

こんな感じで芽狩りハサミの先端で切って、なくしてしまいます。

ミドリ摘みのポイントとしては、今後の枝ぶりを考えて、あえて部分的に残すという選択肢をもつということです。

これが全体を整理した後の姿です。少しわかりずらいですが、

葉が少ない部分の緑は根元から切らずに途中部分で切って残しています。ミドリを残しておけばこれから成長し、葉がそこから伸びるので、現在の植木の形を変えたい場合などに有効です。


というわけで今回は松のミドリ摘みを行ってみました。状況によっては剪定(せんてい)も同時に行うこともありますが、今回は葉があまり茂っていなかったので、茂りましたら松の剪定(せんてい)の記事も書いていきたいと思います。


今回の記事は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。





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