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執筆者の写真植木屋 中嶋

動物質堆肥の種類について 糞だけど臭くないの?

更新日:2020年10月10日


お世話になっております。

横浜市緑区の植木屋 中嶋です。前回は植物質堆肥の種類の紹介でしたが


今回は動物質堆肥の種類の説明です。


これは動物のを発酵させたものなのですが、

どの動物の糞かで効果が違ったりします。

そこで、動物質堆肥の中でメジャーな3つを紹介したいと思います。

匂いは大丈夫なの?

という基本的な疑問からでも結構ですので、お付き合いください。

目次

  1. 牛糞堆肥

  2. 豚糞堆肥

  3. 鶏糞堆肥

  4. 使い方の注意

1 牛糞堆肥

名前の通りで、牛の糞をベースに発酵させたものです。

因みに気になる匂いですが、

完熟発酵させたものは臭くないので、安心してお庭で使えます。

そのため、水気があるもの匂いがキツイものは発酵が出来ていないものなので、逆に使ってはいけません。

栄養としてはリン酸、カリが少し入っていて、植物質堆肥と比べると肥料としての効果もあります。

もちろん土壌改良剤として土を柔らかくすることも出来るので、とても便利です。


2 豚糞堆肥

これも名前の通りで豚の糞をベースに発酵させて作られたものです。

もちろん、ちゃんと発酵させてあるので匂いも気になりません。

牛糞と比べるとチッソ、リンサンの栄養素が高く肥料効果が高く、逆に土壌改良材としては1ランク落ちます。


3 鶏糞堆肥

鳥の糞を発酵させたもので、個人的には上の二つと比べると匂いが気になるなといった感想です。

栄養価がとても高く、肥料と言っても問題がないレベルです。ただ、土壌改良の部分ではあまり効果がありません。


4 使い方の注意

上記3つすべてに当てはまりますが、

入れすぎると土の栄養バランスを崩しやすくなり、植物が上手く育ちません。

これは土が栄養過多になると起こる現象で、追加であげる肥料を少なくする、植物質堆肥と1:1の割合で使うなどの工夫が必要になります。

ですので栄養価が高い順にリスクが大きくなります。リスク順に

鶏糞>豚糞>牛糞

また堆肥本来の土壌改良という部分では、この順番が逆になります。

牛糞>豚糞>鶏糞>


そのため、ビギナーには牛糞を植物質堆肥と混ぜて使うことをおススメします。


今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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