いつもお世話になっております。
肥料をはじめて購入しようとしたときに
種類が多くて何を購入していいのか、わからないという方も多いと思います。
ホームセンターの肥料売り場を見るだけでも、かなりの量で選ぶだけでも難しくて頭が痛くなってしまうかと思います。
今回はそんなビギナー向けに、最初の1歩として
液体肥料と固形肥料の違いについて書いていきたいと思います。
目次
液体肥料について
固形肥料について
それぞれの捉え方
1 液体肥料について
名前そのままの液体性の肥料です。名前を略して液肥と呼ばれることもあります。
使い方→原液を水で希釈もしくは、そのまま植物に水のようにあげます。
効果→即効性がありますが、短い間しか効きません。
肥料やけ→起こしやすい
ここで重要なのは液肥が即効性があるという部分です。
簡単に説明すると、植物の根は水に溶けている状態でないと栄養を吸収が出来ません。
そのため、すでに液体肥料は栄養素が溶けているので、吸収がはやく即効性があるのですが効果はあげた直後のみで、持続効果はありません。
また、液肥は肥料やけを起こしやすいというデメリットも存在します。
肥料やけとは、肥料を多くあげ過ぎたり、濃すぎるものをあげると起こる症状で、根を痛めて枯れることもあります。人間も食べすぎだったり、味の濃いものを食べ続けていると具合が悪くなりますので、理解がしやすいと思います。
そのため、ラベルに書かれている用法用量、使い方をよく読んで使う必要があります。
2 固形肥料
名前の通り、固形の肥料です。固形肥料にも有機肥料と化成肥料の区別がありますが
初心者向けの記事なので、栄養成分が調整されている化成肥料をおススメとして書いていきます。
使い方→土の中や上にまいたり、置いて使います。
効果→即効性はありませんが、長い間で効果が期待できます。
肥料やけ→起こしずらい。
固形肥料は日々の水遣り、雨などでまいた肥料を溶かして、栄養を根に届けるものです。
そのため、すでに栄養成分が既にとけている液肥と比べて即効性はありませんが、まいてから溶けてなくなるまで効果が期待できます。
そのため、肥料やけの心配が液肥と比べて少なく、
すでにまいた肥料が見えていますので持続効果が目に見えるのも安心です。
また、植物は急な変化を嫌がりますので、ゆっくりとした固形肥料の変化ならば
余程でもない限り、濃さを間違えても、枯れることはありません
3 それぞれの捉え方
使用するうえでこんな感じでとらえてもらえれば理解がしやすいかもしれません。
液体肥料→植物の元気がない場合、元気を出させたいときの栄養ドリンク的な扱い。
固形肥料→常に食べている健康食品。
そのため、液体、固形肥料の2つを説明しましたが、どちらか片方のみしか使用してはいけないというルールはありません。とくにバラなど花を楽しむ植物の場合だと
両方を使用した場合の方が、綺麗に丈夫に育つのでおススメです。
逆に花を楽しむものでないのであれば、あまり液肥は必要がないと思います。
今回の記事は以上です。
肥料に関しては細かなジャンル分けが多く、栄養素など難しいことも多いので別の回にまた書いていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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